保育園のお遊戯会の準備は「保育士」も「子ども」も想像以上に大変。そこまでしてお遊戯会はやらなきゃいけないの?

スポンサーリンク
その他
クリックで応援よろしくお願いします!

まずはじめに、この記事は私の独り言です。

元保育士(10年前)として働いていた私の個人的見解や偏見が混じりますので、ご了承ください。

前半は私の愚痴を含め、気分を悪くされる表現があるかもしれませんがこの先を読み続けるなら自己責任ということでよろしくお願いいたします。

後半はもし、こうだったら現場で働く保育士さんの負担が軽減できるのではないかと思い勝手に書き綴ります。

とある保育園のお遊戯会の様子

お遊戯会当日。

園の中は飾り付けられ、普段とは違う雰囲気できらびやかになっています。

「みんなさん、たくさん練習したからきっと出来るよ!頑張りましょう!」

という保育士さんの子どもたちを励ます声が聞こえてきます。

子どもたちが可愛い手作り衣装を身にまとい、音楽に合わせて楽しそうに踊っています。

子どもたちは「ママ、パパ!見て!」と言わんばかりに頑張ります。

もちろん、ママとパパは我が子のかっこいい、可愛い姿を見て嬉しさと感動のあまり思わず涙を流したり。

お遊戯会終了後、子どもたちはママとパパと一緒に楽しかった事を伝え合い、お家に帰って行きます。

保護者も子どもたちも皆楽しそうだったし、感動的な場面もあり大成功!

これは、とある保育園のお遊戯会当日の様子を簡単に説明したものです。

内容だけ見れば、とても素敵なお遊戯会で誰も文句は言いません。

しかし、この感動を作り出すために裏で保育士さんがたちがどれだけの苦労をしていることか。

そして、子どもたちは本当に心から楽しめているのか・・・

繰り返しますが、この記事は私の独り言です。元保育士として働いていた私の個人的見解や偏見が混じりますので、ご了承ください。

行事の準備の裏では何が起きている?

その1:過酷労働+仕事の持ち帰り地獄 その結果は「却下」

保育園内を飾るための飾りを作ります。そして、子どもたちの衣装も。+踊りの振り付けを考えます。

本やらネットやらで調べたり、自分で試行錯誤して”子どもたちを喜ばせる”ために一生懸命に取り組んでいます。

仕事が終わってから園に残って遅くまで作業し、

家に持ち帰り、寝る間も惜しんで作業しています。

こんなことが出来るのは

”子どもたちの喜ぶ顔が見たいから”

その一心でやりきれるようなものですよ。

でもね、

やっとのことで完成した飾り付けや衣装、踊りの振り付けも先輩保育士や園によっては園長が「却下」してくるのです。

却下をする理由には、正当なものもあれば、

「保護者が納得しない。」 

→ 保育士は誰のための保育士ですか?

「個人的に気いらない。」 

論外。

といった子どもが喜ぶ喜ばないを度外視した理由も存在します。

悲しくて悔しくて泣いている保育士さんがいるんです。

先輩保育士さんたちが陰でこっそり話しているのを聞いたことがあります。

「○○先生って何も分かってないよね。頑張ってはいるけど。まぁまだ若いんだし、もう1回作ってくるでしょ。こういのは経験しないとね。」

「分からないなら聞きに来たら良いのに来ないし。また合わないの作ってくるんじゃない?」

10年前の私にとっては恐怖でしたし、あまりにも酷すぎる現実だと思いました。

先輩保育士さん方もこういう嫌がらせを経験したことがあるのかもしれませんが、この流れをいつまで繰り返すんですか?

来年も再来年もその翌年も繰り返して何か意味がありますか?

「分からないなら聞きに来たら良いのに。」これは正論だと思います。

しかし、こんな先輩保育士さんに話を聞きに行けますか?

こんなことを言う先輩保育士さんのアドバイスを素直に聞くことが出来ると思いますか?

いや、無理でしょ。

無理というか、聞いて作ったところでそれは”子どもが喜ぶもの”ではなくて”あなたが喜ぶもの”なので誰もやりませんよ。

「プロなんだからちゃんとしなさい。」といわれる方もおりますが

ちゃんとしなきゃいけないのは先輩たちですからね?

言う相手を間違えていますよ??

その2:お遊戯練習の闇

お遊戯会当日に子どもたちが上手に踊れるのは”必死に練習した”からです。

踊りが好きな子は楽しいからいいですが

踊りが苦手でやりたくない子は苦痛です。

”遊びたいけど、怒られるのはもっと嫌だからやらなきゃいけない”

こう思っている子どもは0じゃないです。

練習中に怒られる子ども。それを見て萎縮する子ども。

何度やっても振り付けが覚えられない子は、怒られるか放置される始末。

「なんで出来ないの!」

「○○ちゃんはちゃんと練習してるよ!上手だから見てみなさい!」

「それは違います!こうやるんです!」

「練習しないならもうしりません!」

って感じなのが普通にありました。

もうわけわかめですよ。(死語)

お遊戯会ですよ?

お遊戯会当日だけが楽しければそれで良いですか?

こんな練習でお遊戯会当日に子どもたちが心から笑うことは出来ますか?

「遊んで戯れる会」と書いて「お遊戯会」ですからね?

そもそも練習って何?

遊んで戯れることに練習っている?

そこまで体裁を整えなきゃいけないの?

やりたくない練習をやらされて、怒られて楽しめることなんて1つもないからね。

怒られ、比べられ、何の時間なんだよって感じです。

子どもってもっと自由で良くないか?

大人になったら嫌でもになったら怒られるんだぜ?

大人になったら嫌でも時間拘束されることになるんだぜ?

もしかして、将来の社畜を育てる教育方法なのか?

お遊戯会無くした方が保育士も子どもも楽しめるんじゃない?

結論はこれになりますよね。

このままだと保育士さんにも子どもたちにも得がありません。

すべての保育園のお遊戯会を否定するわけではありません。

ですが、今述べた現状がある保育園は考え直すべきだと思います。

お遊戯会のあり方を変える。

その1:本質的な部分

とりあえず、保護者の方々が”お遊戯会に求めることは何なのか?”を考えてみました。

最も本質的なのは、「我が子の成長した姿が見たい」じゃないでしょうか?

その本質だけを追究したお遊戯会なら保護者の方に説明しても文句は言われないような気がします。

その2:「準備」と「練習」をなくす。

お遊戯会が大変なのは「準備」と「練習」があるからです。

ならば、その「準備」と「練習」を無くしてしまえば良いではないですか!

なんて簡単なことなんでしょう!

その3:普段の遊びを披露する。

リトミックや平均台渡り、鉄棒にかけっこ。跳び箱やマット運動などなど。

衣装の準備いらないし、動きやすい格好でOK

練習する必要がないし、普段遊びで使っている物をそのまま出すだけで準備OK

運動会みたいに運営するだけでいいじゃん。行事はすべて運動会みたいにすると良いよ。

子どもの成長は早いから年数回の運動会で成長の変化を感動レベルで見ることが出来ます。

これで良くないですか?

まとめ

保育士不足が問題になっているけど、

保育士をやりたい人はめっちゃたくさんいるからね。

保育士資格を持っているけど保育士として働いていない人(潜在保育士)は約95万人いるって言われています。

「給料が低いのに、やらなきゃいけないことが多すぎる」

せめて、「やらなきゃいけないこと」だけでも減らしたら

保育士不足は少しでも改善されるんじゃないかなって思って書き綴りました!

こんな読みにくい、だらだら文章を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

子どもが賢く育つモンテッソーリ教具はこちら!

タイトルとURLをコピーしました