この記事は2000文字で簡単にまとめてあります。7分程度で読むことが出来るので、是非、最後まで読んでみてください!
新しく兄弟、姉妹が生まれ、お兄ちゃんお姉ちゃんになった子たちが何故か急にいじわるになったり、わがままを言うという経験はありませんか?
良いお兄ちゃんだったのに・・・
優しいお姉ちゃんだったのに・・・
一体どうしちゃったの!?
いじわるをする、わがままになる行動には理由があります!
理由があると言うことは解決する方法があります!
今回はその原因と解決方法を紹介します!
これは元保育士のなかしぃが保育士時代に学んだことを元に情報を発信します。
子育てに関わる全ての人に読んで頂きたい!私の愛読書です!
いじわるになる理由
いじわるになる理由①:「下の子に嫉妬をしている。」
お母さんとお父さんの注目を下の子が全部持っていってしまったと思い、寂しさとストレスからいじわるをしてしまうと考えられます。
いじわるになる理由②:「お兄ちゃん/お姉ちゃんに期待しすぎる。」
「お兄ちゃん/お姉ちゃんだから我慢して。出来るでしょ?」というようなことを繰り返してしまうとストレスがたまり、自分より弱い存在である下の子にいじわるをしてしまうことがあります。
わがままになる理由
わがままになる理由①:「赤ちゃん返りをしている。」
「赤ちゃん返り」とは、子どもが赤ちゃんのような行動を取り、今まで出来ていたことをしなくなる状態のことを言います。
お母さんとお父さんが下の子ばかりに目が行ってしまい、寂しさからこのようなことをしてしまいます。
「何も出来ないから赤ちゃんはお母さんとお父さんがやってくれるんだ!」
「赤ちゃんと同じことをすれば、僕/私にもやってくれるんだ!」と考えてしまいます。
わがままになる理由②:「体調不良になっている。」
これは要注意です。
「どうせ赤ちゃん返りなんでしょ。」すべてを「赤ちゃん返り」だと思わないでください。
本当に体調不良なのに、このような対応をしてしまうと子どもの自尊心を傷つけ、自己肯定感を低くしてしまうおそれがあります。
解決方法
その1:甘えても良い時間を作る。
お母さんが下の子の世話をしている時、お父さんはお兄ちゃん/お姉ちゃんが甘えられるようにしてください。
子どもが甘えている時に下の子が気になり”心ここにあらず”にならないように目の前にいる子どもと一緒にたくさん遊んでたくさん話を聞いて過ごしてください。
その2:下の子のお世話を一緒にやる。
”お母さんとお父さんと同じことをしている”
これは子どもに大人との対等な関係性を示すことが出来き、子どもの自尊心と自己肯定感を高めることが出来ます。
その3:「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼ぶことをやめる。
「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」という言葉はトラウマになる場合があります。
「お兄ちゃん/お姉ちゃん=我慢しなければいけない」と思わせてしまいます。
ちゃんと名前で呼んであげることで、「お兄ちゃん/お姉ちゃん」の肩書きがなくなり、気持ちが落ち着くことがあります。
その4:些細なことにもちゃんと感謝を伝える。褒めてあげる。
「お兄ちゃん/お姉ちゃんは出来て当たり前。」という考え方になっていませんか?
大人も子ども皆等しく認められたいんです。「出来て当たり前」という考え方は捨てて、どんなことでも良いので感謝と褒めることを忘れないようにしてください。
その5:お兄ちゃん/お姉ちゃんとだけ行う”特別なスキンシップ”を取り入れる。
スキンシップは子どもに安心感を与え、心を満たすことが出来ます。
オススメするスキンシップは
- ハイタッチ
- 拳と拳を合わせる
このスキンシップをその子とだけ行う特別なものにすることで、子どもの心はより満たされ、情緒の安定につながります。
解決方法その3を実践するのと同時に行うことが効果的です。
個人的にオススメしないスキンシップがあります。
それは、「頭をポンポンする」といった「一方的にやってしまうスキンシップ」です。
一方的なスキンシップは多用しがちになり、特別感が薄れやすく、また、子どもが求めていない時にしてしまうと「適当にやっている」と受け取られてしまいます。
まとめ
新しく弟妹が出来ることはお兄ちゃんお姉ちゃんにとっても嬉しいことです。
しかし、下の子ばかりに目を向けてしまえば、お兄ちゃんお姉ちゃんは寂しくなってしまいます。
イタズラをしたから、わがままになったからといって怒らないでください。
そこに悪気は一切ありません。「ただ見て欲しい」だけなのです。
この記事が子育ての参考になれば嬉しいです。
こちらもオススメの本です!